国内において野鳥で高病原性鳥インフルエンザの感染例が確認されています。高病原性鳥インフルエンザは鶏を始め様々な鳥類に感染することが知られています。ただ、国内で発生があったからと言って直ちに危険になるというわけではありません。むしろ家庭の中で野外から隔離されている鳥たちは、感染の危険性はかなり低いと思われます。
しかし、万が一の場合もあり得ることから、冷静に対処できるように正しい知識を身につけ、高病原性鳥インフルエンザの感染から貴方の鳥を守りましょう。
1 高病原性鳥インフルエンザの感染予防のために
ウイルスは海外からの渡り鳥が日本に運んでくるか、人によって持ち込まれる可能性が考えられます。以下のことを守りウイルスの侵入を防ぎましょう。
(1)渡り鳥等の野鳥に接触させないようにしましょう
・飼養鳥を野鳥と直接接触できる環境で飼わない。
(2)野鳥に飲み水や飲料を汚染させない対策をしましょう
・飲み水や餌は毎日取り替え、新鮮なものを与えるようにする。
・野鳥の糞を飼養鳥に与える水や飼料に接触させない。
・飼育鳥の飼料を野鳥が接触できるところに保管しない。
(3)人がウイルスを持ち込まないように気を付けましょう
・旅行などで病気の発生が確認されている地域には行かない。
・飼育場に入る際は、専用の靴を使用する。
・鳥の飼育場所に普段世話をしない人の入室をさせない。
2 高病原性鳥インフルエンザの症状について
鶏に感染した際の症状について、下記のHPを参照してください。
動物衛生検査所HP
https://www.naro.affrc.go.jp/org/niah/disease_fact/k24.html
- 鳥の疾病には高病原性鳥インフルエンザによく似た症状を示す病気もありますので、飼養鳥の調子が悪い際には、まずかかりつけの獣医師にご相談ください。
(参考)
動物園等における飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応指針
(23ページに一般の飼養者に関する項目があります。)
環境省HP URL https://www.env.go.jp/press/press_02258.html